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・・5介護の基本 1027

5介護の基本

5自立に向けた介護3)ICF→○ ICF(国際生活機能分類)の考え方、ICFの視点にもとづく利用者のアセスメント、その他

問題(問題は過去問題も含まれる・設問は全て正解・解説は省略)
1 ICF(国際生活機能分類)は人間の生活機能と障害の分類法としてWHO総会で採択された。
2 ICF(国際生活機能分類)は人間の健康状態を「心身機能・身体構造」、「活動」、「参加」の3つの概念でとらえている。
3 ICF(国際生活機能分類)には「生活機能と障害」と「背景因子」の2分野がある。
4 ICF(国際生活機能分類)の構成要素の「心身機能」とは、身体系の生理機能である。
5 ICF(国際生活機能分類)の構成要素の「身体構造」とは、人間の体の各器官などをさしている。
6 ICF(国際生活機能分類)での「活動制限」とは人が活動を行う時に生じる何らかの制限や欠如を意味するものである。
7 ICF(国際生活機能分類)での「参加制約」とは人に生じた不利益であり、そのために制限をうけることである。
8 ICF(国際生活機能分類)の背景因子は「環境因子」と「個人因子」の2要素からなる。
9 ICF(国際生活機能分類)背景因子のうち、環境因子とは人々が生活している社会的環境などである。
10 ICF(国際生活機能分類)背景因子のうち、個人因子とは個々人の人生での様々な背景のことをいう。
11 ICFに照らした例を参考に理解してみてください。
Tさん(男性、90歳)は介護が必要な状況になります。できれば家で暮らしたい。でも家族に迷惑をかけるし、介護サービスを受ける金銭的余裕もない。この問題をICFに照らして考えてみます。
•健康状態:寝たきりになってしまいました

•環境因子:子ども達は独立して家から離れて生活しています。
•個人因子:高齢です。
•身体機能・構造:認知障害があります。
•活動:自分で家事をすることがほとんどできません。
•参加:家庭での生活が難しい状況。

これでは、どうみても「介護施設で‥」というお話になりそうですが、ここでICF理論を駆使しどうしたら希望を達成できるかを考えます。

•健康状態:認知症を少しでも改善するように治療や訓練を試みます。
•環境因子:家族介護は厳しいので、介護保険を利用
•個人因子:本人の家で暮らしたという気力
•身体機能・構造:記憶障害がどれだけ改善するかは未知数である。
•活動:ヘルパーによる介助、リハビリで体力をつけていく。
•参加:家庭の中での生活ができるようになる。

簡単な例ですが、改善可能な方法を考え多面的にアプローチすることで、問題解決へと近づくことができます。

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